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偶然がいつもまた運命

現場備忘録、その他諸々。

オリエント急行殺人事件

二宮和也

だいぶ放送から時間がたってしまいましたが、書きます←

オリエント急行殺人事件を見ました。
二宮さんにとって弱くても勝てます以来のテレビドラマ。

同じ年に放送されたとは思えないくらい演技が変わったなあと思えた。

弱くても勝てますで見えた演技に対する悩み、揺らぎは一切なかった。

むしろ見せつけてやるっていうくらい存在感、自信を感じさせるものだった。

わたしはあえてオリエント急行本編ではなく深夜のミニ番組であったスター千一夜についてお話したい。

オリエント急行よりもスター千一夜のほうが二宮和也らしさを感じることができたからである。
それと同時に彼の弱点と思える部分が見えたからである。

昔からバラエティを見るたびに感じていたことだが、二宮さんは周りをたてるのはすごくうまいし、周りをうまくたてながら面白い話題を作るのはすごく上手なのに、自分をたて、自分を話題の中心にして話を盛り上げるのがすごく下手だなあと。
嵐のメンバー内なら周りをうまくたてながら自分がボケに回ることもよくあるが、周りありきである。周りをあくまでもたてることで自分が話題の中心にならないようにしている気がする。たぶん、苦手だから。その立ち位置が。

スター千一夜ではそれがはっきりとわかった。
ドラマでは幕内というキャラとして、彼のことを客観的に見て演じることでその役を盛り上げることができる。

しかし、スター千一夜のように自分中心、自分という役になった瞬間、全く違うのである。

スター千一夜のように誰もフォローが入らない状況で自分という役を演じている二宮さんを見るのはとても面白かった。

佐藤浩市さんという素晴らしい俳優さんと一緒に出演したことで二宮さんのまだ未熟な部分を垣間見ることができた。

やはり彼は俳優じゃない。
なんでもやるアイドルなんだと。

三谷監督からの無茶ぶりに二宮は決して演技で戦おうとしているとは思えなかった。

度胸の大きさ、これくらいやれますよっていうのを、僕は俳優じゃないんだよっていうのを見せつけられたように感じた。

それに、佐藤浩市さんが上手く交わしていくのに対し二宮は当たって砕けて照れて落ち込んで。
たぶん、彼の計算も含まれているだろうが、かなり素に近いリアクションのようにわたしには思えた。

いつもは余裕があり、周りを動かし、自分の安定した立ち位置を維持し続けている彼が三谷監督の思うがままに揺らがされ崩されていく姿がとても印象的だった。

佐藤浩市さんがうまく交わしたものが飛び火してきているのもおもしろい点であった。

まだまだ二宮さんにとって慣れていない現場で初々しさすら感じる様子を垣間見れたことがすごく嬉しかった。

最近見えにくくなっていた二宮和也の魅力の一つが三谷監督に引き出してもらえた気がした。

そして三谷監督が30代になった二宮という役者をこうやって使えるんだよっていうのを提示してくれたきがした。

二宮もそれがわかっているのだろう。
いつも以上に張り切っていた。
見せつけていた。

そんな姿が見れて嬉しかった。

まだまだまだまだ食らいついていきたい気持ち残ってるんだね、二宮さんにも。


オリエント急行殺人事件は二宮さんにとって
また新たなキャリアになりました。

こんな作品とのご縁に感謝し、今後の二宮さんの活躍に期待したいです。

次は山田洋次監督の母と暮らせばですね。

期待はしすぎず、待機します。(笑)


また新たな素敵な二宮さんに出会えますように。


[2015/01/20amebaにて執筆]